うらないのやかたにて すなおなぱんださん
【作者後記】
この作品の動きの無さは、ミスによるものではございません。
意味合いが違うのに、占い師の言葉の表面「だけ」を受け取ったぱんださんの動かない姿(すなおなぱんださんがいわれたとおりの言葉をそのままとらえてしまった)が作者の表現なのです。
会話の表面だけをとって、そのまま答えてしまうこと、ございませんか?
天然のワタクシはよくあります。
例を挙げると直近だけでも、
例えば、美容室の予約していた時間に車で遅れていって、美容師さんに髪を切っていただいている間(着いてだいぶ時間が経ってから)、
「今日は道 混んでる日っぽいね?」
とおっしゃられ、
「他のお客さん言ってました?やっぱりそうですか~。混んでると心に余裕なくなるから、そういうときほど冷静に運転しないと危険ですよね~」
と、聞かれたことをそのまま受け取って答えてしまう天然なワタクシ・・・
「今日は道路混んでる日っぽいね?」の真意は、美容師さんは、
[(遅くなったのは)なにかあったの?]
とワタクシを心配してくれていたのです。
後から思ったワタクシなりの正解の返答は、
「道はたしかに混んでましたが(←この事実がまず事実に基づく先入観)、急に用件が入りご連絡する間もなく遅れてしまいました。すみませんでした。」
になりますでしょうか(ちなみに入店時に遅れてすみませんとは申させていただいています)。
また、その話とは別件の例として、
(担当者さんがが度々入れ替わってきた経緯のある)会社の営業の方が会社からの電話で久々に手続きに訪ねてくるご連絡があったとき、
(度々入れ替わっているのだからまた違うかただろうとワタクシの先入観で電話してて、
先方さんが、「お尋ね先は○○の施設のお近くですよね?」とおっしゃったとき・・・
なんで気が付かないのだワタクシ・・・
住所は資料確認したんだと思い込んで、そのまま「そうですそうです」で終わらせようとしましたが、
その次の一声でハッとしました。
「あの、前回お訪ねさせて頂いた者です」と。
お名前を忘れていたこと、さっきの会話で気付かなきゃですね^^;
後から思ったワタクシなりの正解の返答は、
「前回も来て頂いていたかたですね。今まで気付かず申し訳ございません。どうもご無沙汰いたしております。またおっしゃる住所に来て頂けたらと思います。」
になりますでしょうか。
ワタクシが思う会話など意思疎通の基本は、
・自分の意志(思ってること)だけを一方的に話すと相手に伝わらず、相手がこの話題になにを求めているかを理解して話さないと会話のキャッチボールができない。
・言葉の受け取り方を頭を柔らかく構える。
・会話の大元になる話題のバックグラウンドの先入観をこちらの考えで決めつけない。
・気持ちを察するアンテナを張る。
ワタクシの場合、疲れていたり寝不足などで頭の回転が鈍く集中力が保てないとき、これらが特にできにくい傾向にあります。
例を挙げたとおり時にできない かくゆうワタクシ自身が先ず気を付けないといけませんが、意思疎通、ほんと大事ですね。